SSブログ

エッセンシャル電気化学(2) [学習]

一通り読んでみました。
各章の問題をやってみる。最後に簡単に回答載ってるけど。

1章
1.1 電池の原理と、電池内で起こる電気化学的現象について述べよ。
・ひとりでに進行しうる化学反応を利用して、その反応に伴うギブスエネルギーの減少分を電気的な仕事に変換する。
・酸化還元反応:反応に関与する物質間で電荷が移動する。
・酸化:物質から電子を奪い取る。 還元:物質に電子を付与する。

1.2 電極反応、電池反応とはどのようなものか。ダニエル電池を例に挙げて説明せよ。
ダニエル電池
 正極:銅、硫酸銅水溶液
 負極:亜鉛、硫酸亜鉛水溶液
放電に際して、亜鉛は酸化、銅は還元される。
Cu2+/Cu の標準電極電位は、0.340 V vs.SHE
Zn2+/Zn の標準電極電位は、-0.7626 V vs.SHE
起電力は、0.34-(-0.76)で、1.10V。
亜鉛の酸化で発生した電子e-は、導線を通ってCuに流れる。
電流は、電子と逆方向なのでCu→Znに流れる。

1.3 アノード、カソードの定義を述べよ。
アノード:電極反応が全体として酸化方向に進行している電極、負極
カソード:電極反応が全体として還元方向に進行している電極、正極

LiCoO2は、放電時に Coが還元されているのでカソード、正極
グラファイトは、放電時にCが酸化されているのでアノード、負極



エッセンシャル電気化学

エッセンシャル電気化学

  • 作者: 玉虫 伶太
  • 出版社/メーカー: 東京化学同人
  • 発売日: 2000/01/25
  • メディア: 単行本



エッセンシャル電気化学(1) [学習]

Electrochemical Systemsも読み進めていますが、
そもそも電気化学の知識に乏しいので日本語のテキストも
買ってみました。

「エッセンシャル電気化学 玉虫 伶太」
150頁程度と薄く、値段も2000円を下回ってます。
とっかかりの本として良さそうです。


エッセンシャル電気化学

エッセンシャル電気化学

  • 作者: 玉虫 伶太
  • 出版社/メーカー: 東京化学同人
  • 発売日: 2000/01/25
  • メディア: 単行本



トラックバック(0) 

Electrochemical Systems [学習]

電池系の研究開発を行なっているとよくNewmanモデルという言葉が出てきます。

Newmanモデル:電気化学反応とイオン種の輸送方程式を組み合わせて電池の充放電をモデル化したものだそうです。Fickの法則、バトラーボルマー等色々と出てきますが、もう少し深く理解した方がいいと思い、詳しい人にオススメのテキストを聞いたところ、紹介されたのが下記の本。
J.Newman先生らが書いた本ということですが、英語な上にめちゃくちゃ分厚い(600頁超・・・)
値段も高い(2万超えます)

買ってしまったので読み進めていきたいと思います。


Electrochemical Systems

Electrochemical Systems

  • 作者: John Newman
  • 出版社/メーカー: Wiley-Interscience
  • 発売日: 2004/07/02
  • メディア: ハードカバー



トラックバック(0) 

線形代数のお勉強(2) [学習]

「線形代数 キャンパスゼミ」を一通りやってから新たに読み始めたのが、

「統計のための行列代数 上」

統計や機械学習を理解するのに必要となる線形代数が詳しく書かれています。
数字がほとんどなく記号だらけなので慣れるまでかなりきついです。
一度最後まで流し読みしてから、また最初からゆっくりと読み直しています。
今年度中に半分ぐらい理解できればいいかな・・・



統計のための行列代数 上

統計のための行列代数 上

  • 作者: D. A. ハーヴィル
  • 出版社/メーカー: 丸善出版
  • 発売日: 2012/04/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



線形代数のお勉強(1) [学習]

線形代数は大学時代に単位を取得するために勉強しました。
その時は逆行列、行列式の値の計算などをやっていましたが、
一体何のために役立つのかわかりませんでした…。

ですが機械学習では、本読んでると行列がかなり出てきます。
思い出すために、今年からいくつか本を読み始めました。

1つ目は「線形代数 キャンパスゼミ」。
計算手法が中心で読みやすいので、この本から始めました。
余因子での展開、掃き出し法など・・・かなり懐かしかったです。
とりあえずの最初の導入としてはオススメです。





トラックバック(0) 

X線反射率法入門 [学習]

最近読んだ本の紹介です。

「X線反射率法入門 -桜井健次-

仕事でX線反射率測定を行うことはあるのですが、
教科書的なものを読んだことがなかったの購入しました。

全7章のうちの、1~3章と6,7章の一部を読んだ感想です。

1,2章で、X線反射率の原理や測定方法について基礎から説明しています。
X線反射率法の特徴から、測定装置の光学系、試料条件など
非常に分かりやすく書かれています。
理論など若干あいまいなところがあったのですが、
これを読んですっきりした感じがします。

3章のデータ解析法では、実験データのフィッティングや
精度などについても書かれていて、
これから反射率測定を行う方にも役にたつ情報が多く載っています。

6章では、X線反射率法に関連した微小角入射X線回折法の紹介や、
7章では、具体的な応用例などがあり、
どのような解析ができるのかイメージが掴めます。

日本語による最初の専門的入門書だそうです。
ざっと目を通すだけでも、理解が深まると思うのでお勧めです。



X線反射率法入門 (KS物理専門書)

X線反射率法入門 (KS物理専門書)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/02/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



TOEIC 文法 [学習]

最近、通勤時間帯やちょっとした空き時間に勉強しているのが
iPhoneアプリの「TOEICテスト文法640問」お値段は170円と手頃。

レベルは次の4種類。
IMG_1962.PNG

それぞれPart1〜Part4に分かれてます。
IMG_1964.PNG

間違えた問題を練習できるので直前の対策にも有効です。
IMG_1965.PNG


TOEIC[レジスタードトレードマーク]テスト文法640問
http://itunes.apple.com/jp/app/toeic-tesuto-wen-fa640wen/id443324720?mt=8


物質からの回折と結像(6) [学習]

第9章を流し読みです。

第9章
9.1 X線回折の配置と散乱ベクトル
9.2 回折線に及ぼす因子
9.3 積分強度

まとめ
・ブラッグーブレンターノ擬集光配置における散乱ベクトルと試料配置との関係
・回折線の幅に及ぼす因子:結晶粒サイズ、歪み
・θの誤差と格子定数、外挿法による格子定数の決定
・積分強度とローレンツ偏光因子
・粉末X線:多重度因子、粉末試料のローレンツ偏光因子

物質の対称性と群論(4) [学習]

4章は、とりあえず読み進めた感じです。
習ったことないので何回か繰り返して読まないと、きちんと理解できないです。
もう年かな・・・

第4章 群論入門
4.1 群とは何か?
4.2 群表と再配列定理
4.3 部分群と巡回群
4.4 相似変換とクラス
4.5 群の表現
4.6 既約表現とキャラクター表
4.7 大直交定理
4.8 既約化と直積
4.9 射影演算子
4.10 利用例

まとめ
・群の定義:クロージャー、単位要素、結合則、逆要素
・積表、再配列定理
・部分群、巡回群
・相似変換とクラス
・群の表現:可約表現と既約表現
・キャラクター表、既約表現と対称要素、基底関数
・大直交定理と派生する定理
・直積と可約な表現の既約表現への分解
・射影演算子


物質の対称性と群論


物質からの回折と結像(5) [学習]

第8章 結晶からの回折
8.1 回折の幾何学
8.2 有限サイズの結晶からの散乱
8.3 複数の原子により基本構造が構成されることによる帰結
8.4 温度の効果

まとめ
・散乱強度に極大を与える条件:q=ghkl
・エバルドの作図、ラウエの式、ブラッグの法則
・有限格子の干渉関数 L(q):格子の周期性に起因した回折線の位置と試料サイズに起因する回折ピークの幅を同時に与える。
・形状因子 A(q):逆格子近傍の試料サイズに起因する回折ピークの幅を与える。
・基本構造の干渉関数F(q):基本構造(単位胞)に起因する散乱波の振幅の分布を与える。
・結晶(格子+基本構造)からの散乱波の振幅の分布:G(q)=L(q)*F(q)
・構造因子F(q)→Fhkl:逆格子点における回折線の振幅を与える。
・熱振動の効果:デバイワラー因子による強度の減衰と熱散漫散乱

問題はほとんど解かずに流し読み。
2回目読むときに、ゆっくり読んでいくつもりです。


物質からの回折と結像―透過電子顕微鏡法の基礎


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。