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X線反射率法入門 [学習]

最近読んだ本の紹介です。

「X線反射率法入門 -桜井健次-

仕事でX線反射率測定を行うことはあるのですが、
教科書的なものを読んだことがなかったの購入しました。

全7章のうちの、1~3章と6,7章の一部を読んだ感想です。

1,2章で、X線反射率の原理や測定方法について基礎から説明しています。
X線反射率法の特徴から、測定装置の光学系、試料条件など
非常に分かりやすく書かれています。
理論など若干あいまいなところがあったのですが、
これを読んですっきりした感じがします。

3章のデータ解析法では、実験データのフィッティングや
精度などについても書かれていて、
これから反射率測定を行う方にも役にたつ情報が多く載っています。

6章では、X線反射率法に関連した微小角入射X線回折法の紹介や、
7章では、具体的な応用例などがあり、
どのような解析ができるのかイメージが掴めます。

日本語による最初の専門的入門書だそうです。
ざっと目を通すだけでも、理解が深まると思うのでお勧めです。



X線反射率法入門 (KS物理専門書)

X線反射率法入門 (KS物理専門書)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/02/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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